23年もの長きにわたり放送されてきた日本テレビの人気長寿番組「行列のできる相談所」(日曜午後9時)が、25年3月で終了することが報道されました。
最近ではレギュラー出演者の降板が相次ぎ、司会者も入れ替わる中、視聴率低迷が続いています。
本記事では、番組終了の背景や消えた出演者たちの現在について深掘りします。
「行列のできる相談所」終了へ?視聴率低迷の背景とは
2002年に「行列のできる法律相談所」としてスタートした本番組は、かつて視聴率20%を超える人気を誇りました。
しかし近年は6%台に低迷。リニューアルによる法律企画の減少や裏番組の強さが、視聴者離れを招いた一因とされています。
レギュラー陣の降板続出!司会者たちの現在の活動
初代司会者の島田紳助氏を筆頭に、宮迫博之氏や渡部建氏といった人気出演者が不祥事で降板。
さらに、フワちゃんの活動自粛も話題となりました。
彼らの現在の活動を振り返ると、宮迫氏はYouTubeで活躍する一方、渡部氏は芸能界復帰を模索中。フワちゃんは休止期間を経て新たなステージに進む予定です。
「消えた人」たちの行方と驚きの転身エピソード
番組の成功に寄与した「史上最強の弁護士軍団」も姿を消しました。
さらに、不倫騒動や反社会的勢力との関係が取り沙汰された出演者たちの中には、芸能界を引退し別業界で活躍する人もいます。
一例として、元レギュラーの石田純一氏は自身のトークイベントでファンとの交流を続けています。
番組終了で注目!「行列」が残した功績と問題点
多くの話題を生んだ「行列」ですが、SNSでの不適切投稿や降板ドミノは、放送終了を決定づける要因となったと言えるでしょう。
一方で、明石家さんま氏が画商として登場したエピソードや、新人タレントの登場機会を提供した点は評価されています。
歴代司会者と主なレギュラー陣
以下に、主なレギュラー出演者や司会者を歴代で整理しました。(知名度の高い人物を中心に挙げています)
司会者
島田紳助
初代司会者として番組をスタート。2011年に暴力団関係者との関係発覚により芸能界を引退。
東野幸治
紳助降板後の司会を担当し、安定した進行役として番組を支えた。
後藤輝基(フットボールアワー)
東野と共に司会を務め、笑いを交えた進行が特徴。
明石家さんま
特番などで司会を務め、独自のユーモアで番組を盛り上げた。
主なレギュラー出演者
宮迫博之(雨上がり決死隊)
人気コーナーで活躍するも、2019年の闇営業問題で降板。
渡部建(アンジャッシュ)
グルメキャラで人気を博すも、2020年の不倫騒動により出演を自粛。
フワちゃん
明るいキャラで番組の盛り上げ役として活躍。しかしSNSでの不適切投稿が問題視され、一時休止。
石田純一
初期の頃から出演。軽妙なトークで視聴者を魅了した。
ブルゾンちえみ
2010年代中盤に登場し、独特のキャラクターで注目を浴びた。
やす子
お笑い芸人として出演するも、不適切投稿をきっかけに活動に影響。
弁護士軍団(初期)
北村晴男
本村健太郎
丸山和也(後の参議院議員)
「史上最強の弁護士軍団」として法律問題を解決する立場で番組の象徴的存在でした。
ゲストMCや特別出演者
松本人志(ダウンタウン)
特番で登場し、豪華ゲストとして注目を集めました。
佐々木希
渡部建の妻として出演し話題に。
これらの人物が「行列」を彩り、多様な話題を提供してきました。視聴率低迷や不祥事の影響により出演者が入れ替わり、現在では当初のスタイルから大きく変化しています。
番組タイトル変更とリニューアル:『行列のできる相談所』の挑戦
2002年に『行列のできる法律相談所』としてスタートしたこの番組は、法律の専門家である弁護士軍団が視聴者のトラブルや疑問を解決するという斬新なコンセプトで一世を風靡しました。
しかし、2021年10月に番組名から「法律」を外し、『行列のできる相談所』へとリニューアル。これ以降も、弁護士3名は週替わりで登場していますが、法律問題からエンターテインメント性の高い内容へと舵を切る、大胆な挑戦でした。
リニューアル後は、法律に縛られない幅広いテーマが取り上げられ、バラエティ番組としての色合いが濃くなりました。有名人の暴露トークや挑戦企画、視聴者の心をつかむ感動エピソードなど、より親しみやすい内容が特徴となり、多くの視聴者に支持されました。
しかし、タイトル変更には一部で賛否の声が上がったのも事実です。「法律相談」という専門性を失ったことで、初期の魅力が薄れたと感じた視聴者もいました。
また、法律をテーマにした企画が減少したことで、かつてのような独自性が薄れてしまったという批判もあります。
視聴率もリニューアル当初こそ安定していたものの、次第に低迷の兆しが見え始めます。特に他局のドラマやバラエティ番組が日曜夜のゴールデンタイムで競争を繰り広げる中、『行列のできる相談所』は視聴者の興味を引きつけるために、新たな方向性を模索する必要がありました。
こうした変化の中で、『行列のできる相談所』はリニューアルの挑戦を続けながらも、視聴者の期待に応えるための新しい価値を生み出そうとしてきました。
23年にわたる歴史の中で、変化し続ける番組の姿勢は、視聴者との関係を保つための試行錯誤の一環だったと言えるでしょう。
まとめ文
長寿番組「行列のできる相談所」が視聴率低迷や出演者の問題により、来春に幕を下ろします。
消えた出演者たちの行方や、番組が視聴者に与えた影響は語り継がれるでしょう。今後の彼らの活躍に注目です!